私がドイツ留学を決めた時、留学には一体いくらくらいかかるのか、一番気になった点です。
もちろん街の物価や家賃相場、そして生活スタイルによって変わってきますのであくまで一例として見ていただけたら幸いです🌸
私はドイツ学術協会(DAAD)という団体から返済不要の奨学金をいただいているので、
家族からの仕送り無し、アルバイト無しで生活できています。本当に有難いことです。
DAADについてはこちら⬇︎
https://www.daad.jp/ja/
ではリューベックでの一ヶ月の生活費、大公開です!!!
家賃
生活費の中で一番大きな出費、家賃!
リューベックはかなり田舎🤎なので、家賃相場は都市部に比べて安いです。
私の家は旧市街の中にあり、一人暮らしをしているので、リューベック郊外よりは少し高めですが、
- 445€/月(暖房・水道代込)
- 35㎡
- 家具付き(möbliert)
- 寝室(Schlafzimmer)とリビング(Wohnzimmer)の二部屋
- 狭めのキッチン(Küche)
- シャワールームがある洗面所(Badzimmer) ※バスタブ無し
- Wi-Fiは無し(データ量無制限のsimを使っています)
です!!!
電気代は別で37€/月を払っています。
学校から徒歩15分弱という好立地なのでここにしました。
こんなに事細かに家賃を公開する人はいるのだろうか…
でも一番私が留学前に知りたかった情報はここなんです!!(笑)
近郊の大都市、ハンブルクになるとおそらく同じ規模の部屋で+100€くらいだと思います。
リューベックにある学生寮の家賃はおよそ300€で、ワンルームですがキッチン・バスルームの大きさは同じくらいだったので費用を抑えようと思えばこれくらいまで抑えることは可能です。
なぜ私が学生寮ではなく一人暮らしの普通の家に住んでるのかというと、
「学生寮の情報を得る前に、この家が空く情報を聞いてしまったから」。
この街には大規模なマンションがあるわけではないので、空いていて低価格帯の物件は基本的に争奪戦。入試の時に運よくこの家が空くと聞いたので、他の家を内見することなくこの家に決めてしまいました。面積はそこまで広くないですが、備え付けだった大きなソファベットがあるので、居心地の良い好きな家です⭐️
食費
私のドイツでの食費は、150€前後/月くらい。
ドイツでは外食の税率が高いので、基本的に自炊をしています。
スーパーでの食材等は税率は低いです。日本と同じですね。
時々友達のおうちでご馳走になったりしますが、基本的には、家で一人で食べてます(悲しい)。
レストランやカフェは配達サービスをやっているところも多いので、自炊が苦手な方はそういった手もありますが、安くはありません。日常的に利用するのは、普通の留学生にはあまり現実的ではないです。
夜のレストランでは、食事とビールを頼むだけで安くても15-20€位はかかってた気がします。
日本のコンビニのような便利なお店もないので、自分で料理するか、屋台っぽいところでケバブ、カリーヴルスト、ポテトなどを買うか、冷凍食品などを買ってきて食べるか、という感じになります。
私はちゃんと栄養も摂りたいし、何より日本の味が好きなので、毎日ご飯を作ってます。
日本でいうファミレスや牛丼チェーンのような安くてたくさん食べれるようなお店があまりなく、日本に帰るたびに、日本の食の素晴らしさを実感します…ラーメンも2000円くらいしちゃうのがドイツ。
でも外食だって、たまにはします!友達とレストランに行くのも楽しいです♫
外食することが日々の選択肢にあるなら、もう少し食費は高くなるかな、と思います。
語学
私はドイツに来てから1年間は、プライベートでドイツ語を習っていました。
週に一回、先生のお宅に訪問して一対一の90分の授業で、一回30€。
月に4回行っているので毎月120€の出費でした。
授業では、友達同士で話していてもあまり出てこないような話題に触れられるのでインプットの幅が広がりました。
日用品
ドラッグストアで購入するような日用品、消耗品。
月にもよりますが、日用品は50-100€/月、かかっています。
現在は基本的に家で過ごす時間が長いので、消耗品はかなりのスピードで減っていきます。
トイレットペーパーの減り方はすごいです。
通信費
携帯電話の料金も日本にいたときより安いです。私の家にはWi-Fiが無く、自分で工事を手配してインターネット環境を整えるのも大変だったので、一日0.99€でデータ無制限のFreenet Funkという格安simを使っています。これについてはまた別記事で紹介します。
テレビ代
NHKの支払い的な感じで、ドイツでもRundfunk(放送局)からの引き落としが定期的にあります。何ヶ月かに一回、100€くらい引き落とされています。。。よく把握してないのも問題ですが、急にこれがくると結構ブルーになります。テレビを持っていなくても、義務のようです。
その他雑費
たまに大きな出費をしなければいけない時、例えばコンタクトレンズやメガネを買ったり、洋服を買ったり、靴を買ったり、お出かけしたり、私の場合は楽譜を買ったり、そして半年に一度学費を払ったり…
でもこの辺りは日本と同じような出費だと思います。生活をしていれば生じる出費ですし、これはかなり個人差があると思いますので明記はしません。
日本と違うところ、良いところ!
ドイツで学生になる場合は、学費の中にSemesterticketの料金が含まれています。
これは指定された範囲なら、学生証を見せるだけでバスや電車が乗れるという最強システム。
範囲は州ごとに違い、所属する州のみでしか適用されないとか、市内のみとか、またはとても遠くまで行けるところもあります。
リューベック音大のゼメスターチケットは、南はハンブルクまで、西はデンマークまで行けます!
日本を出発してハンブルクの空港に着いたら、家までタダで行けるのです。これはすごい。
藝大に通っていた頃は定期券や他の外出も合わせて月に2万円は交通費に使っていたので、交通費がかからないというのはかなりストレスフリーです。
そして学費!2021年夏学期の請求は、なんと271€。安い…。毎月少しずつ貯めれば、学費も余裕で払えます。しかも交通費込みの学費ですから、すごいです。
そしてドイツで生活するには保険の加入が必須ですが、ドイツは保険料がかなり高いです。私はDAADが代わりに払ってくれているので、個人的には保険料の支払いはしていません。
まとめ
ひと月あたりの金額を全部まとめると、
- 家賃+光熱費 : 482€
- 食費 : 150€
- (語学:120€)
- 日用品:80€(平均)
- 通信費:30€
合計852€が毎月必ず発生する出費でした!
ちなみに2021/2022冬ゼメスターの学費の請求は200€ちょっとでした。この安さ、感謝しかありません😭
終わりに
私は思ったより高いな〜という印象ですが、皆さんはどうでしたか?
でも東京で一人暮らしして音大に通うよりは半端なく安いですよね。月々の貯金で学費払えますから!
でも、一体いくら奨学金をもらっててこの出費?と思う方、こちらの記事で奨学金について紹介しているのでよかったら覗いてみてください!
ではまた!💸
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