学校が世界遺産!?リューベック音楽大学の歴史ある校舎をご紹介!

リューベック

私が現在在籍しているドイツのリューベック音楽大学(Musikhochschule Lübeck)は、学校自体の歴史はそこまで古くないものの、建物がとても古く、ユネスコの世界遺産に登録されているエリア内にあります。

古くからあるいくつかの建物の中を、外見の見た目はそのままに中を大改修して作った模様。

それゆえ大学の中は巨大迷路みたいになっていて、いまだに目的の部屋が見つけられなかったり、同じ場所をぐるぐると回ってしまったりしています(笑)いつまで経っても慣れません。

外から見ると、あまりに住宅街に馴染みすぎて「ここが音大!?」とびっくりしますが、中には立派なホールや練習室、レッスン室がたくさんあります。

一部ではありますが、大学の中をお見せしようと思います♩

留学を考えている方は、ぜひお役立てください!

リューベック音楽大学・Musikhochschule Lübeck

リューベックは川に囲まれた島のような形状をしていて、その島の中全体が旧市街であり世界遺産。

大学の建物は、その川に面した場所にあります。「リューベック音楽大学」として設立されたのは1973年のことですが、前身となる音楽家を育てるための学校は1911年からあったそうです。

校舎となっている建物は、1700年代のもの。古いですが、中はとっても素敵です。

リューベック音楽大学のホームページはこちら

musikhochschule luebeck: Start
musikhochschule luebeck

外観

学校の前に架かる橋からの写真。学校の正面です。

左端に写る道を行くと、2枚目の写真のようになっています。

わかりにくいですが、赤枠で囲った部分が音大で、その隣は普通のおうち。

何も言われずに歩いていたら、わからないかも😂

違う建物に見えますが、中は全部つながっているよ!

この連なった建物の真ん中あたりに、大学の入り口があります。今はコロナなので、「マスクしてね!」などの張り紙多め。

Pforte(守衛所?)

藝大風に言うと守衛所なんですが、上手な日本語がわかりません(笑)

入ってすぐ右側にある窓口です。

とにかく受付っぽいところで、外部の人はここで入る手続きをしたり、落とし物が預けられていたり、質問なんかがあればここでします。

当日空いているレッスン室があれば、ここで言えば借りることもできます。

食堂(Mensa)

食堂は学生の憩いの場所。学食の営業時間は限られていますが、お昼時は賑やかな声がたくさん聞こえてきます。

Kammermusiksaal(室内楽ホール)

ソロの試験をやったり、おさらい会をやったり、室内楽をするためのホールです。

提出用の録音はこのホールで録ることが多いです。

収容人数は100人くらい(多分)。

学生でも予約すれば誰でもホールを自由に使えるのがいいところ。有難いです。

マイクをたくさん立てて録音しました。ホールに備え付けのマイクとカメラを使うことも可能です。また有料ですが録音技師にお願いすることも可能。

Großer Saal(大ホール)

式典やコンクール、オーケストラやオペラなど、大きな規模のイベントをやるためのホール。

自分でマイクを立てるなら、こちらのホールで録音することも可能です。ここもKammermusiksaalと同様に、録音等の目的があれば学生も自由に借りられます。

立派なオルガンもあります。

去年のオペラ公演
卒業式ではこんな雰囲気でした

練習室

練習室はかなり多めに用意されています。

オンラインで予約して、学校に行き学生証でチェックイン、その学生証で練習室の鍵を開けられる仕組みになっています。

学校の本校舎以外にも、すぐ近くに練習棟もあり、そこは朝早くから夜遅くまで空いています。

部屋は自動的に割り当てられるので自分で選ぶことができないのが少しネックですが、一番狭い部屋でこのくらいの広さ。

学部時代の練習室に比べたら、全然広いかも😂

図書館

蔵書豊富な図書館も、リューベック音大の魅力の一つだと思います。

楽譜は比較的探しやすく、また多言語の本も多くあるなという印象。CDやDVDもかなりあります。

一度借りたらそのゼメスター間はずっと借りられて、貸し出しの数に制限はないので、ゼメスター終わりに大量の楽譜を返している人をよく見ます🤣

自分の借りたい楽譜が借りられていると、なかなか戻ってこない可能性はあるので、そこはちょっと難しいポイントです。

図書館ではパソコンやコピー機も使えるので、家にプリンターがなくても大丈夫。いつも私は図書館で印刷しています。

他の建物

先述したように、学校のそばに大きい練習棟があって、そこにも合唱で使うためのホールと、講義室、そして練習室がたくさんあります。もともと市民体育館だったところを改装して練習棟にしたらしく、建物の大きさは体育館をイメージしてもらえるといいかも(笑)

もう一つは、少し離れた島のそとにあるブラームス研究所
オーボエとファゴットはこの建物でレッスンが行われていて、ブラームス博物館を併設しています。数は少ないですが、ここにも練習室はいくつかあります。

終わりに

学校の様子が伝わるように記事を書きましたが、いかがでしたか?

5月には「Brahms Festival」が行われたり、夏は「Schleswig-Holstein Musik Festival」の会場にもなるリューベック音楽大学。

学校選びのお役に立てますように♩

ではまた!🏫

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