留学する時、つまり日本から引っ越して来る時は荷物がたくさんですよね。
スーツケース2個分の荷物だけで来たりする方もいるのですが、私はなんだかんだで、
スーツケース2個 + 段ボール2個
という大荷物でやってきました(笑)
段ボールの郵送は日本郵便を使い、一つはすぐ使うものを入れたので、速いけど高価な航空便の「EMS」、もう一つは楽譜などを、時間はかかるけど安価な「船便」で送りました。
今日はその船便の段ボールがドイツで消えかけたお話をします。😱
国際郵便の「追跡」を使って確認しよう
国際郵便には「追跡番号」(Sendungsnummer)がつきますので、郵便局で荷物が受理されたタイミングから、郵便局のホームページの追跡のページで今荷物がどこにいるのか見ることができます。
またドイツへ送る場合ですが、日本郵便はドイツの配送会社である「DHL」と提携しており、荷物がドイツ国内に入ったらDHLが運んでくれます。
そのため、DHLのホームページでも、同じ追跡番号で同時に進捗状況を確認することができます。
しかし、なんだか様子がおかしかったのです。
DHLの追跡が止まった
日本を出発した日の午前中、9/24に郵便局の方に集荷にきてもらい、EMSと一緒に荷物を出しました。なぜ片方を船便にしたかというと、全部EMSにしたらものすごく高くなってしまうから。
船便の方は楽譜やCD、本をメインに入れましたが、EMSと合わせて二箱で約5万円でした(泣)
まあ海外に引っ越しなので仕方ないかと思い、思い切って支払いました。5枚の一万円札を見ることはもうしばらく無いでしょう。
ドイツに着いてから追跡を確認すると、日本郵便もDHLも「9/25に国際郵便局から発送」となっていました。
そしてこの後、荷物を無事に受け取るまでの二ヶ月半、DHLは「発送しました」でストップします。
船便なので、一度発送されれば海の上をのんびり渡って来る間は、追跡も音沙汰なしです。
動きがあったのは11/11。
税関に行ってしまった??
DHLの追跡に動きはなく、日本郵便の方には11/11に「ドイツに到着」と表示が。
またしばらくして、11/27に「留置局に到着」に更新されていました。
そもそも留置局ってなんだ????
日本から荷物を送るときに注意しなければいけないことの一つが、「税関」です。
内容物が高価だったり、転売目的なのでは?と疑われたりすると、自宅ではなく税関に運ばれてしまいます。そこにハガキを通じて呼び出され、職員と一緒に荷物を開けて、課税対象の物があれば税金を支払って、自分で持って帰ってこなければいけません。
…という話を聞いていたので、私はてっきりその留置局が「税関」だと思い込んでしまい、ハガキの到着を待っていました。税関には行ってしまわないように、細心の注意を払って荷造りしたのに、ちょっとショックだなぁと思いながら。
ハガキがこない
しかし待っても待ってもハガキはきません。
日本郵便の追跡の表示は「留置局に到着」のまま。
DHLの追跡も動いてくれていたらもっと情報があったと思いますが、日本語だけなのでわかりづらかったのと、果たして本当にこの情報はあっているのか?という不信感もありました。
12/12、さすがにおかしい!と思い、DHLのAIチャット機能にメッセージを送ってみました。
AIの案内通りに追跡番号を入れると、ここに電話して、と電話番号が表示されました。
当時の私はまだドイツ人相手に電話をする勇気がなかったので、大学でお世話になっている日本人の方に助けてもらって電話してもらうと、なんと最寄りの郵便局(家から徒歩3分)にあるとの情報が!
急いで行ってみると、、、ありましたー!!!!!
郵便局のおじさんが、奥からニコニコの顔で引越のサ◯イのパンダマークの段ボールを持ってきてくれました。二ヶ月半、待ち続けたパンダです。
配達されてない疑惑
荷物に会えて嬉しかったですが、色々と疑問点も。
まず、荷物は自宅に配達するというのが基本だと思いますが、そもそも配達されていない気がする。
というのも、配達されて不在の場合は、郵便受けに日本と同様に「不在票」が入っています。
「この日時にきたけど不在だったので、最寄りの郵便局で受け取ってくださいor隣人に預けました」など、不在でも荷物の所在は明らかにされ、追跡にもそのように表示されます。
(日本のように家に宅配ボックスは着いていないので、そのとき在宅していた隣人に預けるのはドイツでは普通にあるようです。)
しかし不在票も入っていなかったし、そのことを不審に思っていたら、まさかの、段ボールに、付いてたんです、これ。
本来不在票となってポストに入っているはずのこのシール、なぜ段ボールに!?
しかも11/27、14:34にお届けしたことになっている!?
このとき、ようやく理解しました。「留置局」は「税関」ではなく「郵便局」だったようで😂
なんでじゃあ。
正規の保管期間は「1週間」とされているので、荷物をずっと保管しておいてもらえたことはラッキーでしたが、最後までDHLの追跡は進むことはありませんでした。
私の推測では、重い荷物だったので配達するのを放棄したのではないかなぁと思います…。
なぜならここに書いてある時間、家にいたから。(笑)
国際郵便を出す時はここに気をつける!
船便に限らず、全ての国際郵便で気をつけた方がいいことは、
日本郵便とDHLの両方で追跡を見る
片方が止まっている間に、もう片方は進んでいるかもしれません。
私の荷物も、もう少し受け取りが遅ければ、日本に送り返されたか、処分されていたかも。
怪しいなと思ったら行動を!
私はハガキがくると思い込んで待ってしまったのですが、もう少し早めにアクションを起こしてもよかったなぁと思っています。
DHLのチャット機能はいつでも手軽に使えるので、怪しいなと思ったら一度問い合わせてみてもいいかもしれません。
「税関」や「郵便局」で重い荷物を受け取らなければいけない場合
そのまま持って帰ってくるのは車でなければ困難なので、空のスーツケースと少し多めの現金を持って受け取りにいくことをおすすめします。
私も今回、郵便局で開封し、スーツケースに詰め替えて持って帰ってきました。郵便局の方が快くハサミを貸してくれて、段ボールも置いていっていいよと言ってくれたのでよくあることなのかもしれません。
また重さや内容物によっては関税を支払わなくてはいけないので、お金も持っていきましょう。
終わりに
ドイツの郵便事情、みんな大変そうですよね。(笑)
でも日本のサービスが良すぎるんだと思うことにしています。
今は母にお願いして、再び船便を出してもらい、到着を待っている最中です。
これから暖かくなるので、夏服を入れてもらったのですが、追跡は「国際交換局から発送」で止まったままなので、無事に海の上を渡ってくれていることを願います。
あたたかくなるのが先か、荷物が着くのが先か…今回はちゃんと配達されますように!(笑)
また郵便に関することで事件があれば、シェアします!
ではまた!🌸
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