ドイツへの移住、留学、または転勤が決まった人にとって気になる問題、それは
「ドイツでは英語だけでも暮らしていけるの?」
ということ。
私の意見を単刀直入に言うと、
「ドイツ語を上手に話せなくても大丈夫だけど、知識ゼロはなかなか大変」です!😱
日常生活のどんな場面で英語だけだと苦労するのか、解説していきます!
旅行程度なら英語で大丈夫
ドイツ人は、特に若い世代はほとんど全員英語がちゃんと話せるので、英語で質問すれば、ちゃんと英語で返ってきます。
しかし街中はほとんどドイツ語。
この辺りは日本と同じで、駅や空港では英語の表示やアナウンスがありますが、街中では英語はほとんど見かけません。
旅行ならドイツ語が理解できなくても困らないと思いますが、生活するにはある程度のドイツ語知識が必要かもしれません。
どんなときに困る?
私がドイツで生活していて、「これはドイツ語が少しわからないと厳しいな…」と思う時、結構たくさんあります。
スーパーやドラッグストアで買い物するとき
日本のお店でも、商品名が日本語ばっかりなように、ドイツでもドイツ語ばっかりです。
見ればわかるものもありますが、何が何だかわからないものもあります。
目的のものを買おうと思うと、やはりその場で携帯で単語を調べたりして、ドイツ語を読む努力をする必要があります。
レジでやりとりをするとき
ドイツには、移民や留学生が多くいますので、日本とは比にならないくらい外国人がたくさん住んでいます。
ここに住んでいる外国人たちは、やはり生活のためにみんなある程度ドイツ語が話せるので、明らかに観光客の外国人以外は、レジのスタッフもドイツ語で話しかけてきます。
観光の場合はその都度英語でお願いしますと頼めばいいですが、毎日のことになると、レジでやりとりできるくらいのドイツ語は必要かもしれません。
特にこちらの店員さんとは、日本にいる時よりもやりとりが多いと思います。
「Hallo!」(こんにちは!)
で始まり、
「Schönen Tag noch!」(良い1日を!)
「Danke, gleichfalls! Tschüss!」(ありがとう、あなたも!さよなら!)
で終わるのがよくある会話のパターンです。
何も言わずにやり過ごすこともできますが、挨拶できた方がお互い気持ち良いと思うので、ぜひチャレンジしてみてください♩
洗剤や漂白剤の説明、シャンプーなどの表示を読むとき
日本と同じように、ドイツにも洗剤やシャンプー、たくさんの種類があります。
やはり商品名や説明は基本的にドイツ語なので、商品を選ぶ時にドイツ語を読まなければいけません。
商品名については、他の方のブログなどで予備知識を学んでいけば良いですが、どんなものなのかを見極めるのにドイツ語が必要になってきます。
例えば洗濯用洗剤だけでも、色物洗剤なのか、どんな香りがついているのか、何回洗濯ができるのか、赤ちゃんの衣類にも使えるのか、温度は何度で洗わなければいけないか、など確認する項目はたくさんあります。
自分の目的のものを買いたい時に、英語だけでは少し厳しいかなと思います。
電車で緊急のアナウンスが入った時
電車での録音のアナウンスは基本的にドイツ語と英語、どちらも流れますが、「遅れています」とか、「急に回送になったので乗り換えてください」とか、車掌さん自身によるアナウンスは早口のドイツ語のみです。
周りに人がいれば英語で尋ねることができますが、いない場合もあるので自分でキーワードだけでも聞き取れた方が無難です。(難易度高めだけど)
英語だけでも大丈夫な場面は?
ここまでちょっとはドイツ語ができないと厳しいよ!という話をしましたが、英語でも大丈夫な場面も!
家具・家電の説明書
日本でも海外製品を買ったことがある方はわかるかもしれませんが、たいていの説明書には何か国語かで書いてあります。時々日本語も見かけます!
英語が堪能な方は家具・家電系の心配はいらないと思います。
近くにドイツ語が堪能な人がいる時
例えばパートナーがドイツ語が堪能だったり、会社などでサポートしてくれる人が付いたり、そういう場合はほとんど英語だけでも暮らすことができると思います。
大学に進学する場合
ドイツの大学に進学する場合、ドイツ語をメインに使う学科と、英語をメインに使う学科に分かれているようです。
ですので必ずしもドイツ語が話せないと困るわけではないですが、ドイツ語がメインの学科は入学時にかなり高度なドイツ語レベルを求められるところもありますので、注意深く調べる必要があります。
音楽大学の場合は、こちらの記事も参考にしてみてください↓
終わりに
いかがでしたか?
日本よりも英語はもちろん通じますが、主に困るのは買い物をする時。
ドイツ語が堪能ではなくても暮らしていくことはできますが、ある程度の知識があった方が暮らしやすいし、生活するうちに少しずつ身についていくと思います。
これからドイツに行く方のお役に立てますように!
ではまた!☀️
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