前回のブログ記事でも少し触れましたが、ドイツ留学開始時から大変お世話になっているDAAD(Deutscher Akademischer Austauschdienst)からの給付奨学金を2年間延長させていただけることが決まりました🎉
これはとてもとても、本当に有難いです。
あと2年間、ドイツで学生をできることになったので、どのように手続きをしたのか、そして延長したい場合はどんなケースでそれが可能なのかを少し書いてみます。
奨学金のことについては、こちらの記事で詳しく説明していますので、見てみてください。⬇︎
誰が延長できるのか
DAADの奨学金は、原則的な期間が設けられているものの、ドイツで学業をきちんと終わらせるための奨学金なので、「元々の予定より卒業が遅れそうだ」という時には延長申請が可能です。これは「Abschlussbeihilfe」(卒業助成金)と名付けられています。
具体的には、体調を大きく崩して論文提出が間に合わない、音楽関係では卒業試験を受けられなかった、特に私の同期生(2020年度)はコロナの影響を大きく受けたので、パンデミックの影響で研究期間があまりにも足りていないなど、正当な理由があれば6ヶ月間の延長が可能でした。
また博士号取得に向けての研究奨学金を受けている方で、博士号取得が確実に見込まれている方は最大4年間、音楽専攻者で芸術奨学金を受けて修士課程を終え、そのままKonzertexamenなどの上位課程に進んだ場合は最大2年間の延長申請が可能です。
必要な手続き
まずは延長申請の申込書が必要になります。
あとは希望的観測を書いた今後数年の自分の学習計画、なぜまだ勉強したいかの動機文、先生からの推薦状、学校の成績表、演奏のビデオなどを送りました。
要項には、ビデオの後に面談?があるというような旨が記載されていたのですが、その案内が来る前に申請が通りましたというメールが来たので、実際にあったのかどうかはよくわかりません。
早めに準備が必要
これは一番初めにDAADに申し込む時と同じなのですが、締め切りがとにかく早い。進路が決まっていない段階で申し込み期限がやってきます。
私の場合は6月入試、7月卒業試験だったのですが、延長申請の期限は3月。笑
気がついたら締め切りが過ぎていたと言ってもおかしくないような日付設定です。
3月半ばに締め切り、7月に合格通知、延長した分は10月から支給開始、という流れでした。
早めにDAADのガイドラインを熟読して、締め切りとそこにどんな書類が必要かを頭に入れておく必要があります。
支給内容は
今までと全く変わりません。
家賃補助も含め、今までと同額いただいています。
終わりに
当初は4年間もお世話になるとは1ミリも想像していなかったですが、そのおかげで留学3年目に突入することができました。
延長ができることは奨学生になってから知ったので、こういった可能性もある奨学金なんだということが伝われば幸いです。
ではまた!🌸
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