ドイツのテレビ受信料支払いにおける、ちょっと理不尽な話。

ドイツ暮らし

日本と同じように、ドイツにもある「テレビラジオ受信料」(Rundfunkbeitrag)。

テレビが無くても、学生でも、支払義務が生じます。

支払いが遅れると「遅延金」まで発生する結構厄介なヤツです。

私の場合は3ヶ月に一度、予告なく口座からガサッと引き落とされるのですが、これで何度か嫌な思いをしていて、今回ついに124ユーロの支払い催促が来ました(笑)

この受信料とテレビ局からの手紙に、ちょっとイラッとしてしまった事件の話です🙋‍♀️

テレビ受信料とは

ドイツに住み始め、住民登録を済ませると届くのが、

テレビ受信料の支払いをするための銀行口座を登録してくださいね

という旨のお手紙。

拒否権は基本的に無いらしいです。

基本的には住居を単位として課金されていて、現在1カ月あたり18,36ユーロ

もしWGをしていたりするならその人数で割ったり大家さんが支払ってくれたりするようですが、残念ながら一人暮らしなのでこの金額の支払い。学割などもありません。

そもそもテレビを持ってない人も半強制的に支払わないといけない、非常に理不尽な公共料金なのです。

うち、テレビ無いのにな…😭

支払い方法

登録時に支払方法が選べます。方法は以下の2種類。

  • 銀行口座から自動引き落とし
  • 銀行振り込み

支払う間隔も4パターンから選ぶことができます。

  • 3ヶ月に1回(例えば1-3月分を3月引き落とし)
  • 3ヶ月に1回の事前支払い(1,4,7,10月の1日に引き落とし)
  • 半年に1回の事前支払い(1,7月の1日に引き落とし)
  • 1年に1回の事前支払い(1月の1日に引き落とし)

方法と支払い間隔は、あとからでもオンラインで簡単に変更することができます。

私は初期登録時に3ヶ月に1回を選んでいるのですが、3ヶ月に一回という事は、毎回の支払いは55.08ユーロになるわけです。

当たり前のことですが、支払い間隔が広ければ広いほど、一回あたりの金額は大きくなります。

一回あたりの引き落としを最小限にしたくても55ユーロ。半年に一回なんかに設定したら、毎回ショック受けそう。これで旅行行けるじゃん…って🤣

しかもこの受信料、何年かに一度に値上げをしているらしい。まだまだ上がるのかもしれません。

もしこれを見て支払方法を変更したくなった方は、こちらからできます。

メニューの「Zahlungsweise ändern」です。

名前や住所の変更、お問い合わせなどもここから可能。⬇︎

Der Rundfunkbeitrag
Informationen zum Rundfunkbeitrag von ARD, ZDF und Deutschlandradio. Hier finden Sie die Regelungen, Formulare und den Beitragsrechner.

支払いが遅延した場合

お恥ずかしい話ですが、テレビ受信料の支払いを忘れていて口座にお金が入っていなかったため、「引き落としできませんでした」という手紙を何度か受け取っています。

毎月支払いのオプションも選べたら良いのに、最低が3ヶ月に一回なので、引き落としも忘れちゃうし金額もまあまあな額な訳です。

支払い遅延通告の手紙には、「支払い遅延金」が上乗せされた金額が提示してあります。一回あたり5,89ユーロが遅延金なので、全部合わせて60,97ユーロ。あぁ、高いよ…。

理不尽事件 その①

この手紙を受け取ったら、振り込み用紙がついているので銀行で振り込みます。クレジットカードの支払い遅延と同じ感じ。

ただ、前回手紙を受け取った後に振り込みをしたんですが、五日後くらいにテレビ局から同じ金額の引き落としが🙃

流石にオイオイと思い、即問合せ。しばらくして追加で引き落とされた分は戻ってきたんですが、なぜか3ユーロくらい少ない。なぜ。笑

もうお勉強代だと思ってそれ以上はアクションを起こさなかったんですが、これが理不尽事件その①。

理不尽事件 その②

手紙が来てからすぐ振り込むと、前回みたいに行き違いが起こって面倒な気がしたので、次にまた手紙が届いてしまった時には、振り込まず少し様子をみる作戦に出ました。秋の話です。

(そもそも55ユーロくらいは口座に入れておけよという話なんですが、そこは触れないでください)

様子を見る作戦といってもですね、しばらくは意識のうちにあったんですが、なんか日本に帰ったりしてすっかり忘れてしまってたんです。まぁこれは私が悪い。

よく考えたら11月から引き落としがないまま迎えた3月、急に届いた手紙。

「遅延に対するペナルティを含め、総じて124,05ユーロの支払いよろしく」と。

124ユーロ!?!?

一旦思考が完全ストップしたんですが、ちゃんと明細的なのを見ると、6ヶ月分にプラスして遅延料金が追加されてこの金額でした。

これ以上遅延金が増えるのは勘弁なので、すぐに支払いました。

でもメールアドレスをちゃんと登録してるんだから、何日に引き落としますとか、遅延金を課す前にまだ払ってない分を払ってくださいとか、メールを一本くれたって良いじゃんね!?(オコ)

私がそういうお知らせメールに登録してないだけですか…?もしあったら教えてください😂

自分が恩恵を受けていないものに対してお金払っているので、それくらいしてくれてもいいのにな、と思う理不尽事件その②でした。

もはや税金という名目にしてくれた方が納得できる気がする。

冒頭の「Ihrer Pflicht zur Zahlung」(あなたの支払義務)という言葉になんかイラッとしちゃった⭐️笑

終わりに

ドイツのシステムの中でも、個人的にトップレベルに嫌な気持ちになるこの制度😇

友達は一度も払っていないらしく、延滞に延滞を重ねて1000ユーロ以上の催促状が来ているらしい(笑)

これを踏み倒すことができるのかどうかはよくわかりませんが、面倒なことにはなりたくないので一応頑張って支払うことにします。嫌だけど🙃

この制度を毛嫌いしているしているせいなのか、学費を払った直後だったり、飛行機代を払ったあとだったり、何か大きな出費をして、これからしばらくはお金ない!節約しなきゃ!っていう時に限ってこの引き落としがあるのです。つくづく折り合いが悪いなと思います(笑)

こんな愚痴っぽい話、最後まで読んでくださってありがとうございました😂

毎回ちゃんと引き落とされるように、口座にお金入れときます!!!

ではまた!📺

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