日本では少し前からサウナブームですが、一時帰国で私もバッチリハマりました。
今まではどちらかと温泉・岩盤浴派で、サウナにはそこまで興味がなかったんですが、あの「ととのい」の気持ちよさの虜になってしまいました。
ドイツの私の家にはバスタブが無く、小さなシャワールームだけ。
一度遊びにきた弟に言わせると、「あれはカプセルホテルのシャワー」だそうです。(笑)
そんな家でもうドイツの寒い冬を3回も越して、もちろん近所に温泉も銭湯も無く、いつも日本の湯船が恋しい〜と思っていました。
「サウナであったまろう」という考えは微塵もなかったわけです。
が!!!
日本でサウナの凄さに気づき、よく考えたらドイツだってサウナ大国。なんせ「アウフグース」がドイツ語ですからね。
ドイツのサウナが混浴なのは知っていて、それもあって行ってみようとは思わなかったんですが、日本から帰ってきてどうしてもサウナに行きたくなりました。
勝手がわからないので行くまでは色々と心配していたのですが、行ってみたらもうそこは楽園。
施設の都合上写真は多くないですが、入り方やマナー、持ち物などを紹介します!
行った場所
「Sauna Pur」
リューベックから電車で一駅のところにある、「Sauna Pur」に行ってきました。
去年改装を行ったばかりのようでとても綺麗な施設です。「Therme」ではないので水着ゾーンは無く、混浴のサウナが8種類もある大きなところでした。
サウナへの持ち物
これだけは必須だなというものはこちら。
- 大判のタオル
- バスローブ
- ビーチサンダル
- 飲料水
- シャンプー・ボディーソープ、メイク落とし、スキンケア、ヘアゴムなど
- サウナエリアに荷物を持っていくためのバッグ
入り方の流れ
私が行ったサウナ施設での流れを書いてみます✏️
受付
カウンターで料金の支払いをすると、「チップコイン」と呼ばれるコインを受け取ります。館内ではこれが自分の入退場チケット・お財布代わりになります。これをまず入り口にあるゲートに入れてチャリンと通し、下からお釣りのように出てくるので、ちゃんと取ってから中に入ります。
「Sauna Pur」では利用料金に大きなバスタオル2枚とバスローブのレンタル代も含まれているので、受付でそれらも受け取りました。ふわふわのバスローブと、これまたふわふわの超大判タオル二枚です。
着替え
着替えるスペースは洋服屋の試着室のようになっていて、一人一人区切られた空間の中でできました。これから混浴になるのになんでここはパーソナルスペースになってるんだろう…とは思いましたが、まあ細かいところは気にしないことにしましょう。
施設によっては日本の温泉みたいにみんな同じ場所で着替えるようなところもありそう。
服を脱いでバスローブを着て、靴からサンダルに履き替えます。
ロッカーに荷物を入れる
試着室的な空間を出ると、ロッカーがずらっと並んだスペースがありました。その鍵がリストバンドになっていて、チップコインを差し込めるようになっています。リストバンドをはめてシャワーに向かいます。
シャワー
サウナゾーンに入る前に、シャワーコーナーで身を清めます。みんな割とさらっとシャワーを浴びてた印象。アメニティは無いので、ボディーソープなど持参します。
バスローブを着て中へ
またバスローブを着て、タオル・水などを持って、いよいよサウナゾーンへ!ここに入る時もゲートがあって、チップコインをかざします。もちろん携帯の持ち込みは🆖です。お財布も持たなくてOK。
サウナに入る
入りたいサウナを決めたら、サウナの前でサンダルとバスローブを脱いで、バスタオルを一枚持って中に入ります。中にサウナマットは無いので、座る前にお尻と足の下にタオルがくるように敷きます。自分の汗は一滴も落とさないようにするのがマナーです。
サウナハットをかぶっている人はそれほど多くありませんでした。
アウフグースサービスがあるところは、どこのサウナで何時から、という案内があると思うので、それを確認して時間までにそのサウナに入って熱風を待つのもいいでしょう🧖♀️
ととのう
サウナを出たら冷たいシャワーを浴びて、バスローブを着て、外の椅子にゴロン。ととのいます🧖♀️
サウナ内では
サウナ内は混浴で全裸です。
水着着用は不可ですが、バスタオルを巻くぶんには大丈夫なので、本当に見られたくなければタオルを巻いたまま入ることもできます。
サウナを出たらみんなバスローブを着たりバスタオルを巻いたりしているので、基本的には全裸で歩き回ることはありません。サウナの中も薄暗いので、あんまり全裸であることも気にならないような気がします。
前述したようにサウナ内にマットが敷いてあるわけではなくて、自分で大判バスタオルを持って行ってお尻から足の裏まで敷いて座るor寝るというのが鉄則で、日本のサウナとの大きな違いです。そのためにも、本当に大きいバスタオルを持っていく、または借りる必要があります。
コツ・注意点
ドイツのサウナは、日本といろいろ勝手が違うんだろうなと思ってちょっと身構えていきました(笑)私が感じたマナーや設備の違いをご紹介します。
タオルを敷いたら寝てもいい
サウナの中にはサウナ用枕(Kopfstütze)があって、混んでいない限りは結構みんな横になっています。自分の身長よりも長いタオルがあることが前提となりますが、枕の上にタオルを敷いて、頭からかかとまで覆えるのなら、寝るのも全然OK。人が増えたら譲り合う気持ちでごろごろしましょう。
水風呂はぬるめ
日本のように冷たい水風呂・あったかいお風呂があるわけではないのですが、そこら中にシャワーがあって、キンキンに冷えた水が出るシャワーがあったり、あったかいシャワーが出るとこもあったり、どちらかというとお風呂に浸かるというよりはシャワーで冷やしたりあったまったりする感じ。
プールっぽいところも二つあったんですが、どちらもなんだかぬるかったです。サウナから出てきてそのままダイブ・頭まで浸かってる人もいたので、なんとなく敬遠しました😂「汗を流してから入ろう」的なマナーは無いようです。
外気浴できる
外には休憩用の椅子がずらっと並んでいて、日本と同様に外気浴ができるようになっています。みんなサウナから出たら水シャワーを浴びて、バスローブを着てから外でととのっています。
水風呂はないですが、冬のドイツは寒いので一瞬シャワーで汗を流して横になるだけで十分ととのえます🧖♀️
ウォーターサーバーはないかも(バーはある)
日本の施設には自由に水が飲めるウォーターサーバーが設置してあるところが多いですが、ドイツでは少ないみたいです。持ち込みが基本で、サウナゾーンの中にあるバーで水やビールを買ったり軽食をとることもできます。その場合、入場時にもらったチップコインに注文を記録してもらい、帰る時精算するシステムです。サウナゾーンにエコバックのような小さいバッグごと荷物を持ち込んでいる人もたくさん見かけました。水・休憩時に読む用の本・軽食などを持ち込んでいるみたいです。
アンダーヘアは綺麗にしておいた方がいい
これはやはり文化の違いかと思いますが、サウナでアンダーヘアがある人には出会わなかったので、清潔感のためにもアンダーヘアはせめて短くしておくというのが必須かもしれません。やはり毛が床に落ちてしまうとそれだけでかなりの不潔感が出てしまうので、これは混浴におけるマナーと言えるでしょう。
サンダルはぜひ持参を
サウナゾーンは裸足で歩くことももちろん可能ですが、みんな割とビーサンなどのサンダルを履いていました。施設によっては、タオルなどの貸し出しと同様に有料でサンダルの貸し出しをしているところもあるようです。
基本的に床は綺麗なんですが、屋外ゾーンがある場合、日本の露天風呂と違ってそこに土や芝生などもあったりするので、足のうらが汚れやすいです。ビーサン持参をお勧めします。
アメニティーは無いものだと思って🧴
日本では当たり前のアメニティ、シャンプーやリンス、ボディーソープなんかは(おそらくほとんどの場所で)一切ありません。
日本のホスピタリティってすごいんだなと、ドイツに来てからよくわかりました。最近では日本のスーパー銭湯に綿棒とか化粧水とかヘアミルクまであるところもありますが、そんな気が利く物はドイツにはないのでみなさん必要なものは持参してください。
バスローブがなくてもどうにかなる
バスローブがあったほうが便利ではありますが、大きいタオルを体に巻いて代用している人も見かけます。タオル生地のポンチョなんかでも大丈夫。とにかくサウナ外で全裸で歩いている人はいないので、何かしら体を覆えるものがあったほうがいいですね。サウナの中で敷く用のタオルと体を覆うためのタオルがあれば、あとはどうにかなります。
終わりに
場所によって勝手が違うと思いますので、私の体験談はあくまでも参考程度にしてください👀
少し値段が高いので、あまり頻繁には行けないドイツのサウナ。それでも疲れた時のご褒美に最高です。
タオルなどのレンタルは可能ですが、それぞれが高くついてしまうので持参がおすすめ。
また、曜日ごとにレディースデーを設けていたり、時間によって安くなるチケットを出しているところもありますので、調べてみてください!
素敵なサウナライフを!
ではまた!🧖♀️