春休みに入り、忙しかったゼメスター中とは一転、自分の時間がとても増えました。
自分の時間が増えるというのは、「練習時間も増える」ということ。
何回かブログでも書いていますが、留学の大きなメリットは、時間が増えることだと思います。
最近の練習サイクルを自分の備忘録として残しておきたいと思います。
目標は明確に
時間があるといえど、毎日だらだらと練習していたらあまり成果がありません。
「いつまでに何を仕上げる」という目標は大切だな〜と感じています。
新しい曲の譜読みでもいいし、前にやった曲をさらい直して簡易的に録音してみるのでもいい。
とにかく目標がないと、日々の練習はあまり意味がないものになります。
練習時間の配分
私の場合は一気に長時間やる方法はあんまりうまくいきません。
途中で疲れてくるし、集中力もなくなるし、お腹もへる。
個人的に上手くいくプランは、午前から昼にかけて3時間、夕方から夜にかけて3時間です。
朝ごはん食べて練習しに行って、帰ってお昼を食べて、コーヒー飲んだり昼寝したり散歩したりして、また16時くらいから練習しにいくのが結構いい感じに練習できます。
早めに晩ご飯食べて、19時くらいから学校行くパターンもあります。これは帰ってシャワーして寝るだけなので、限界まで練習できるのが割といい。
練習中に集中力を失う時間が一番もったいない。そうなったらとっとと辞めるのが吉です。
インプットの時間もちゃんと作る
楽譜を読むことがインプット(勉強)、音に出すことがアウトプット(練習)だというのが私の認識ですが、インプットは基本的に家でやります。
学校の練習室を使える時間は限られているのと、インプットとアウトプットは分けた方が頭の中でしっかり整理することができるから。
あとは自宅ならコーヒー飲んだりストレッチしたりしながらできるので、それも好き。インプットをしっかりすると、譜読みと仕上がりが早くなる気がします。
基本的には夜の寝る前にやることが多いかな。たぶん睡眠学習になってる。たぶん。
レッスンは全力で
レッスンに対する考え方も、ここ半年くらいで大きく変わりました(遅いね)。
とにかくレッスンまでに自分ができること、考えられること、全部やり尽くして、その上でレッスンに行く。100%の自分でレッスンに行くということ。
「今できる全力をやってきたので、アドバイスください」の気持ちでいくのがとても大事。
100%の自分でレッスンに行くのとそうではないのでは、得られるものがまっっっっったく違います。もはや違う先生にレッスン受けてるのでは?という錯覚にさえ陥ります。
毎回「いいレッスンだったな」と感じられるようにするためには、完全に自分次第なので、わざわざ留学してヨーロッパで学生をしているなら、その努力は怠らないようにすべきだなぁと、最近の私は肝に命じて頑張っております。
要するに、本番もレッスンも、何もかもが「準備が命」ということです。
1日の時間の使い方を見直してみる
留学している友達が「社会人の生活を取り入れている」と言っていました。
どういうことかというと、遅くとも朝7時には起きて身支度と朝食、9時から始業なので練習開始。昼は1時間ほど休憩をとって、また17時まで練習したり勉強したり。17時になれば終業なので、楽器もしまう。音楽のことから一旦離れて、料理を楽しんだり読書をしたりして、早めに寝る。
この方法を聞いたのがずいぶん前なのでその時はあまりピンとこなかったのですが、時間が増えて自分の生活を見直した時に、この方法はかなり合理的で生活リズムが整います。
「終業」した後は楽器に触れなくていいので、趣味の時間も罪悪感なく取れるところがすごく良い。
また同い年の子たちはもうみんな社会人なので、同じ時間の使い方をすることで、学生をしている後ろめたさが多少減ります👼
日によってはこの過ごし方も取り入れています。
終わりに
留学して3ゼメスターが終わったところ、半年後には卒業試験というタイミングで、今の考え方を書いてみました。
とにかくさらわなきゃいけない曲がたくさんある、時間もある、でもどうやって練習したら良いのかわからない、そんな時に考えて辿りついた練習方法です。
一人でずっと練習してても滅入ってくるので、友達とカフェしたりご飯食べたりするのも大事な時間です🌱
昔から「詰めが甘い」自覚があって、どうやったら「詰めが甘くなくなるのか」を頑張って考えていました。留学してやっとたどり着いたのがこの時間の使い方と考え方。
この考え方になってから、以前よりもずっと本番やオーディション、レッスンに向けての道筋がわかるようになり、「100%の自分」でその日を迎えられる努力ができるようになりました。
以前書いた記事も、もし良ければ参考にしてみてください⬇︎
ではまた!♩
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